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MUCU ONLINE STORE – TOPICS
2010.11.13

〈 MUCU 〉の仕事 ② NB-B ブランクノート 加工編

さて先日の 〈 MUCU 〉 の仕事 ① NB-B ブランクノート 素材編に引き続き今日は加工編。
長くなりそうですが最後までおつきあいいただけたら嬉しいです。


まずは背の帯となるテープを作るために、製本用の布をカットするところから始まります。
この生地は表紙素材に合うキャンバス生地を選んで、製本用生地として加工してもらったもの。
色々とテストした結果、ちょっと手間はかかりますが私達の手元でカットするほうが
納得のいく仕上がりになることがわかり、すべて私達の手で1枚1枚カットしています。

次にそのカットしたテープにスタンプを押していきます。
〈 スタンプを押す 〉 と一言で言うと、なんだかすごく簡単な作業のように感じますよね。
ところがこの 〈 スタンプを押す 〉 は大変に奥が深い加工です。
当たり前のことですが、スタンプは垂直に力を加えると、ムラなく美しく押せます。
でも人の手には少しずつ癖があって、垂直に力を加えているつもりでも
右に、左にとバランスが崩れて力を加えてしまいがち。
ですから新人スタッフには、まずこの手の癖を修正してもらうために
ひたすらスタンプを押し続ける研修?から始めるほどです。
その他にもスタンプパッドのコンディションを整えたり、
素材ごとに力加減を変えたりと・・・なかなか一筋縄にはいかないのです。
それでも私達はこの工程を、とても大切な工程だと考えています。
手作業でスタンプを押すので、ひとつひとつに表情の違いが現れます。
それは同じノートでも、1冊1冊に個性を与えるようなものだと思っています。
店頭等でご覧いただく際にはぜひご自分だけの1冊を選んでいただけたら嬉しいです。

さて次に、スタンプを押したテープを手貼りしていきます。
糸綴じタイプノートの弱点、背ミシン部分からの劣化を防ぐためにこのテープを貼っています。
そしてこの手貼り工程は糊が乾く前に位置を定めて、しっかりと貼っていくスピードと正確さが命。
また貼り込みのために手でかなりの力を加えるため、手には通称 〈 手貼りダコ 〉 が・・・。
で。この〈 手貼りダコ 〉。 固くしっかりとしてくると、一人前という証になっています。
貼り終わったら表紙とテープを落ち着かせるために、圧力をかけて一晩寝かせます。

翌日、表紙とテープが落ち着いたところで最終検品をしながら
後ろ見開き部分にHPアドレスのスタンプを押します。
つまり1冊につきテープには2回、この後ろ見返し部分に1回、
合計3回スタンプを押していることになります。
このノートだけで、既に何万冊という数を作っていますので・・・
何十万回のスタンプを押している計算になりますね。
あらためて数字にしてみると私達もちょっとびっくり。です。
最後に袋入れして、完成。

こんな風にスタッフの手での加工の多い 〈 ブランクノート 〉 は1日にできる数が限られています。
ひとりで朝から晩までかかりきりで作って、300〜400冊といったところでしょうか。
ですから大口の注文が入った時にはお待ちいただく場合もあります。
生産効率という点では、けして良いとはいえませんね。
それでも製品ひとつひとつに向き合って、使っていただく方の生活の中で
どんな風に育って完成されていくのだろうかと想像しながら
こつこつと思いを込めて制作していくことが私達の製品作りなのだと思います。
これからもゆっくりと。大切に。作っていきたいと思っています。

〔〈 MUCU 〉 の仕事 ① NB-B ブランクノート 素材編〕 http://mucu.jp/topics/2010/11/
〔 ブランクノートS 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BS
〔 ブランクノートM 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BM
〔 ブランクノートL 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BL
〔 ブランクノートLT 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BLT

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