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MUCU ONLINE STORE – TOPICS

CATEGORYMATERIAL

2011.6.7
〈 MUCU ONLINE STORE 〉 新商品追加しました。

直径8mmの円柱棒から、日本の職人の手で一本一本、
丁寧に削り出しで作成したメタリックボールペンシリーズ。
定番の 〈 ブラス 〉 と 〈 スティール 〉 に加え、
〈 ブロンズ 〉 と 〈 アルミニウム 〉 の新素材が仲間入りしました。
METALLIC BALLPOINT PEN BRONZE
140mm*8mm / 約55g

〈 ブロンズ 〉 は、10円硬貨にも使用されている、銅と錫の合金で青銅といわれます。
独特の赤みがかった色は、時間とともに落ち着いた渋みのある色へと変化していきます。
また、他の3素材と比較して、素材自体の質量が高いため同じ設計でも、
ずっしりとした手応えのある書き心地です。
ちなみに私は、存在感のある重さの筆記用具好みなので、
この 〈 ブロンズ 〉 を使用しています。
METALLIC BALLPOINT PEN ALUMINUM
140mm*8mm / 約20g

〈 アルミニウム 〉 は軽量さと強靭さから、
1円硬貨から飛行機等の構造部まで幅広く使用される素材です。
この素材の面白いところは、空気に触れると酸化膜という透明の膜ができ、
その美しい輝きが長く楽しめるという点。
他の3素材のなかで最軽量の20gで、軽い筆記用具がお好みの方に最適な素材です。

全部で4素材となったメタリックボールペンシリーズ。
その素材しか持ち得ない、質感や色、経年変化の様、重さの違い。
素材そのままの魅力を堪能いただけます。
また、専用ボックス付きなのでギフトとしてもお勧めですよ。

〔 METALLIC BALLPOINT PEN BRONZE 〕 http://mucu.jp/#/products/BP-MBZ
〔 METALLIC BALLPOINT PEN ALUMINUM 〕http://mucu.jp/#/products/BP-MAL

2010.12.28
〈 MUCU 〉の仕事 ③ RN-Cレザーリングノート 前編

予定よりUPが遅くなってしまいましたが・・・
〈 MUCU 〉の仕事③はスタッフ全員が使っている程、思い入れの強いレザーリングノートです。
A5サイズの 〈 レザーリングノートL 〉 とA6サイズの 〈 レザーリングノートS 〉 の2サイズで、
色はブラウンとブラックの2色。
中紙は 〈 更紙 〉 と 〈 フールス紙 〉 の2種類をご用意しています。(フールス紙はLサイズのみ)
また専用ボックス付きで、性別や年齢を問わないギフトとしても、人気の製品です。
実はこのノートの企画段階で、私達はかなりの量の革素材を見て歩きました。
そして沢山の革を見ているうちに、強く心に残ったものが歴史を刻む様な革の傷やしわ。
革屋さんが「普通は使い物にならないから落としちゃうんだよ。」と言う、
生き様を物語るこの傷やしわも含め、この素材の個性なのではないかと考えました。
同時に、消耗品になりがちなノートですが、使い込む程に柔らかさや味わいが増し
唯一の表情に変化していく革本来の魅力を活かしたノートにしたいと思いました。
その革の魅力を最大限に活かすために、考えて考え抜いて生まれたのがレザーリングノート。
ですから革の個性と考える、傷やシワはもちろん落とさずそのまま表紙に使用しています。
ちなみに、革を広げていつも面白いなと感じるのが、同じものがないこと。
その面白みを最大限に引き出したくて、毎回革の個性を見極めながら1枚1枚ハンドカットしています。
この写真の革は、通称 〈 一癖タイプ 〉 と読んでいる、キズやシワが特に個性的なもの。
今では「革の表情に一癖あるもの!」と希望されるお客様が意外な程多くなり、嬉しく思っています。
この 〈 一癖タイプ 〉は、半頭分の革から多くて3冊分とれるかとれないか。
いつも在庫があるとは限りませんが、ご希望の方はご要望欄に
〈 一癖タイプ 〉 とご記入の上、ご注文ください。
なるべくご希望に添えるようなものを、こちらでじっくりとピックアップいたします。
実は私達スタッフも、この〈 一癖タイプ  〉 の革表紙のものを愛用。
表紙で誰の物か、すぐに見分けがつくのです。
ちなみにこのノートは、使い込まれて味わいを増していく革の変化を楽しんでいただくために
ご使用後中紙を入れ替える、用紙入替えサービスをご用意しました。
この用紙入替えサービスに関しては後編で詳しくご紹介しますね。
表紙は革の表情を楽しめるよう、シンプルにロゴの空押しのみを施しています。
このアメリカ製の無骨な箔押し機は、工場で捨てられそうになっていたものを、引き取ってきたもの。
その時はまだ 〈 MUCU 〉 の立ち上げすら考えていなかったのですが、
今では、あれに。これに。と、大活躍している、大切な存在なんです。
で。イギリス製の製本機でスタッフの手でひとつひとつ丁寧に製本を行っています。
製本で使用するダブルリングは錫引きタイプ。
実はこの錫引きダブルリングも私達のこだわりのひとつです。
流通しているダブルリングは金属のように見えても、ビニールコーティングされているものがほとんど。
そんな中でこの錫引きタイプはビニールコーティングされていないダブルリング。
時間とともに、渋みのある色へとゆるやかに変化していき、革の経年変化を引き立てます。
もともとは業者さんに依頼して組み立て済みの状態で納品を考えていた専用ボックスですが、
どうしても使いたかったテープを使ってのマシンでの組み立てが難しいことが判明。
それならば・・・ということで、スタッフの手でひとつひとつ組み立てています。
中紙は 〈 更紙 〉 と 〈 フールス紙 〉 の2種類の素材をご用意しています。いずれも方眼タイプ。
懐かしいわら半紙の雰囲気を持った 〈 更紙 〉 は、軽さや独特表情や書き心地が魅力的な素材。
ペンの種類によっては、滲みや掠れが出る場合もありますが、
それもまたこの素材のもつ魅力と、私達は考えています。
フールス紙に関しては、先日詳しくご紹介させていただきましたので、ここでは省略。
詳しくは12/ 18更新のTOPICSをご覧ください。

〈 MUCU 〉の仕事 ④ RN-Cレザーリングノート 後編は用紙入替えサービスについて、
詳しくご紹介します。お楽しみに!

〔レザーリングノートS〕 http://mucu.jp/#/products/RN-CS
〔レザーリングノートL〕 http://mucu.jp/#/products/RN-CL
〔レザーリングノートL フールス紙〕 http://mucu.jp/#/products/RN-CFL
〔 新商品?〈 レザーリングノート フールス紙 〉 のこと。〕 http://mucu.jp/topics/2010/12/

2010.11.13
〈 MUCU 〉の仕事 ② NB-B ブランクノート 加工編

さて先日の 〈 MUCU 〉 の仕事 ① NB-B ブランクノート 素材編に引き続き今日は加工編。
長くなりそうですが最後までおつきあいいただけたら嬉しいです。


まずは背の帯となるテープを作るために、製本用の布をカットするところから始まります。
この生地は表紙素材に合うキャンバス生地を選んで、製本用生地として加工してもらったもの。
色々とテストした結果、ちょっと手間はかかりますが私達の手元でカットするほうが
納得のいく仕上がりになることがわかり、すべて私達の手で1枚1枚カットしています。

次にそのカットしたテープにスタンプを押していきます。
〈 スタンプを押す 〉 と一言で言うと、なんだかすごく簡単な作業のように感じますよね。
ところがこの 〈 スタンプを押す 〉 は大変に奥が深い加工です。
当たり前のことですが、スタンプは垂直に力を加えると、ムラなく美しく押せます。
でも人の手には少しずつ癖があって、垂直に力を加えているつもりでも
右に、左にとバランスが崩れて力を加えてしまいがち。
ですから新人スタッフには、まずこの手の癖を修正してもらうために
ひたすらスタンプを押し続ける研修?から始めるほどです。
その他にもスタンプパッドのコンディションを整えたり、
素材ごとに力加減を変えたりと・・・なかなか一筋縄にはいかないのです。
それでも私達はこの工程を、とても大切な工程だと考えています。
手作業でスタンプを押すので、ひとつひとつに表情の違いが現れます。
それは同じノートでも、1冊1冊に個性を与えるようなものだと思っています。
店頭等でご覧いただく際にはぜひご自分だけの1冊を選んでいただけたら嬉しいです。

さて次に、スタンプを押したテープを手貼りしていきます。
糸綴じタイプノートの弱点、背ミシン部分からの劣化を防ぐためにこのテープを貼っています。
そしてこの手貼り工程は糊が乾く前に位置を定めて、しっかりと貼っていくスピードと正確さが命。
また貼り込みのために手でかなりの力を加えるため、手には通称 〈 手貼りダコ 〉 が・・・。
で。この〈 手貼りダコ 〉。 固くしっかりとしてくると、一人前という証になっています。
貼り終わったら表紙とテープを落ち着かせるために、圧力をかけて一晩寝かせます。

翌日、表紙とテープが落ち着いたところで最終検品をしながら
後ろ見開き部分にHPアドレスのスタンプを押します。
つまり1冊につきテープには2回、この後ろ見返し部分に1回、
合計3回スタンプを押していることになります。
このノートだけで、既に何万冊という数を作っていますので・・・
何十万回のスタンプを押している計算になりますね。
あらためて数字にしてみると私達もちょっとびっくり。です。
最後に袋入れして、完成。

こんな風にスタッフの手での加工の多い 〈 ブランクノート 〉 は1日にできる数が限られています。
ひとりで朝から晩までかかりきりで作って、300〜400冊といったところでしょうか。
ですから大口の注文が入った時にはお待ちいただく場合もあります。
生産効率という点では、けして良いとはいえませんね。
それでも製品ひとつひとつに向き合って、使っていただく方の生活の中で
どんな風に育って完成されていくのだろうかと想像しながら
こつこつと思いを込めて制作していくことが私達の製品作りなのだと思います。
これからもゆっくりと。大切に。作っていきたいと思っています。

〔〈 MUCU 〉 の仕事 ① NB-B ブランクノート 素材編〕 http://mucu.jp/topics/2010/11/
〔 ブランクノートS 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BS
〔 ブランクノートM 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BM
〔 ブランクノートL 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BL
〔 ブランクノートLT 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BLT

2010.11.8
〈 MUCU 〉の仕事 ① NB-B ブランクノート 素材編

NB-B
〈 MUCU 〉 の製品の中でも販売以来、
私達の製品の顔ともなっている 〈 ブランクノート 〉 。
定番のA6変型のSサイズ、A5変型のMサイズに、
新商品としてA4変型のLサイズの縦型と横型の2タイプが加わり
グレー、ブラウンの各2色、合計8タイプで展開しています。
ちなみに新顔のLサイズは、クロッキーやスケッチに使えるものが
欲しいというお客様のご意見からラインナップに加わりました。
最近では私達も製品企画のスケッチやメモに愛用しています。

この 〈 ブランクノート 〉 の中紙は 〈 コミック紙 〉 という
ページ数の多い雑誌でも携帯しやすいようにと開発された
軽くてふんわりとした表情の豊かな独特の素材感の紙を。
また表紙には、生地張り装丁等の芯材として使われること等が多く
なかなか表に顔を出すことのない 〈 チップボール 〉 という紙を使用しています。

コミック紙
あぁこの紙の素材感いいなぁ。とか。

経年変化した古書や紙製品や、インクの掠れや滲みは、
なんだか郷愁を誘うなぁ。とか。

品番だけが無造作にプリントされた段ボールの
デザインからはかけ離れ、あくまで機能のみを追求した、
作為や媚のない潔い姿は素材を引き立てているなぁ。とか。

表に出てこないけれど、そのままでも十分に良い表情だなぁ。とか。

そんな私達が日々の生活の中で感じた断片をかたちにしたのが 〈 ブランクノート 〉 。
もちろん筆記用や保存用に開発された紙ではありませんので
筆記用具によっては掠れたり、滲んだりする場合もありますし
空気や光の影響をうけて、紙の色も変化してきます。
でも私達はその掠れや滲み、経年変化も含め、このノートの特徴だと考えています。

NB-B
ところでこの 〈 ブランクノート 〉 はスタッフの手作業工程が多い製品のひとつ。
ひとまとめに紹介したいと考えていたのですが・・・。
すこし長くなりそうなので加工編として2〜3日中にUPしたいと思っています。
お楽しみに!

〔 〈 MUCU 〉 の仕事 ② NB-B ブランクノート 加工編 〕 http://mucu.jp/topics/2010/11/
〔 ブランクノートS 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BS
〔 ブランクノートM 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BM
〔 ブランクノートL 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BL
〔 ブランクノートLT 〕 http://mucu.jp/#/products/NB-BLT